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異常検知(MLP)-Windows-
前提条件
学習 API を利用するには以下の条件を満たしている必要があります。
- Business プランを契約した上でモデル API サービス 無制限オプションに加入している
モデル API サービス 無制限オプションの詳細については以下参照してください。
Node-AI モデルAPIサービスの概要2025/3/4 18:452025/5/3 17:41事前準備
学習 API を利用するには、以下の条件を満たしている必要があります。
- 実験管理に学習 API に利用したい異常検知用ツリーの実行時のパラメータが表示されている事
実験管理に該当のツリーの結果を保存するためには以下の手順を踏む必要があります。
- キャンバス上で異常検知用のツリーを用意してある事
- ツリーに異常度可視化が含まれている事
- ツリー全体を実行済みである事
実験管理については以下のドキュメントをご覧ください。
実験管理2024/8/5 14:022024/9/5 16:36手順
Node-AI 上での準備
学習 API を利用するためには以下の二つを Node-AI 上で準備する必要があります。
- API を利用するための API キー (JWT)
- 学習エンドポイント用 API ID (UUID)
Node-AI の API タブ に進んでいただき、「API を追加」ボタンを押してください。

次のようなモーダルが表示されるので、種別で「学習」を選択し、利用したいモデルを選んでください。

すると作成済みの API 一覧が表示されるので、作成した API の行を選択すると右のようなパネルが表示されます。このパネルで API キーと API ID が取得を取得してください。この2つの値が学習 API を利用するのに必要な値となっています。

学習 API の利用手順
WEB API を用いたモデルの学習の流れは以下の通りです。
- 学習の実行
- 学習状態の取得と学習完了まで待機
- 学習完了時に作成される推論用エンドポイントを実行
本ドキュメントにおいては、一般的に想定される一連の学習 API の利用の流れを解説します。そのため各エンドポイントのレスポンスの型や意味については、API 一覧のドキュメントにてご確認ください。
API 一覧2025/5/3 15:382025/5/3 17:16手順1: 学習の実行
学習を実行するためには、/v1/anomalyDetection/mlp/training/input/csv/{ApiId} に対して HTTP リクエストを POST で送信する必要があります。サーバに対しては以下の情報を JSON 形式で送信します。
- 学習完了時に作成される推論 API の名前・概要
- inferenceApiName
- inferenceApiDescription
- モデルの学習に用いる学習用データ (csv) を base64 化したもの
- trainingDataset
- モデルの学習に用いるパラメータ
- trainingConfigs
手順2: 学習状態の取得と学習完了まで待機
手順1でモデルの学習を モデル API サービスに対して要求しましたが、モデルの学習には一般的に時間がかかります。そのため モデル API サービスでは学習実行のための HTTP リクエストが送信された際、学習が完了したら HTTP のレスポンスが返ってくるのではなく、学習がスケジューリングされた段階でレスポンスが返ってきます。つまり学習が終わるまで、定期的に学習状況を確認する必要があります。学習がスケジューリングされた段階で学習ジョブが作成され、その id (学習ジョブ id) が払い出されます。学習ジョブについては以下ページを参照してください。
Node-AI モデルAPIサービス利用の流れ2025/5/3 15:392025/5/3 17:42学習の状況 (学習ジョブのステータス) は /v1/training/jobs/{TrainingJobId} に対して HTTP リクエストを GET で送信する事で取得できます。なお {TrainingJobId} については手順1で利用した API のレスポンス に含まれているので、そちらをご利用ください。
手順3: 学習完了時に作成される推論用エンドポイントを実行
学習が正常に完了した時 (学習ジョブの status が completed になった時)、その学習によって再学習された新しいモデルが作成されます。この新しいモデルで推論(異常検知)するための推論 API 用の id として InferenceApiId が払い出されます。この InferenceApiId を用いて /v1/anomalyDetection/mlp/inference/input/csv/{InferenceApiId} に対して HTTP リクエストを POST で送信する事で新しいモデルを用いた推論が可能です。
なお /v1/anomalyDetection/mlp/inference/input/csv/{InferenceApiId} を自分で組み立てるのではなく、手順2で得られた最後のレスポンスの JSON 内の inferenceApiUri.input.csv というメンバに含まれている URI を利用していただく事も可能です。
以下の PowerShell コード内では $trainingJob.inferenceApiUri.input.csv という形でレスポンスに含まれる URI を利用してます。
完全な example コード
上記の手順を1つのスクリプトとしてまとめたものが以下のコードです。
example.ps1 などのファイル名で保存し、PowerShell で実行する事ができます。