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モデル開発 - ルールベース異常検知モデルの設計
ルールベース異常検知モデルとは?
異常度可視化カード専用のモデルです。
ルールベース異常検知モデルとは、過去の経験などから異常値を具体的な値として決定し、異常値以上または以下は同値である場合に異常であると判断するモデルです。
MLPを用いた異常検知と比較し簡便に設計、検証、解釈が可能であり、異常検知のベースラインとして使用することができます。
ルールベース異常検知モデルの操作方法
結線
カードを配置した場合、次の画面となります。
この画面ではパラメータを設定することができません。
次のように、時間窓切り出し前のデータと異常度可視化を結線し、さらに異常度可視化とルールベース異常検知モデルを結線してください。
結線した状態であれば、各カラムと対応する設定値が表示されます。
各種パラメータの設定
初期状態では一つのルールが表示されています。
ルールの設定
対象カラムごとに複数の条件式を設定できます。
条件式は次の項目の組み合わせによって構成されます。
- 対象カラム: 異常判定に用いるカラムを選択してください。
- 数値: 異常とみなす数値 (しきい値など) を入力してください。
- 条件: 対象カラムと数値の関係を選択してください。「以上」、「以下」、「より大きい」、「より小さい」、「等しい」から選択可能です。
設定した条件式に該当するデータを異常値として判断します。
また、”式の追加”ボタンを押下すると条件式を任意の数まで追加することができます。
ルール内に式を追加した場合、双方が満たされている場合に異常値として判断されます(and条件)。
例えば、次の場合は views が 0 以上、revenue が 0 以上の場合に異常と判断されます。仮に views が 1 、revenue が -1 の場合は異常にはなりません。
ルールを追加
”ルールを追加”ボタンを押下することで、複数のルールを追加できます。
複数のルールが存在している場合、ルールのいずれか一つによって異常と判定された場合、異常値として可視化されます。
例えば次の場合、views が 0 から -10 または 10 以上の場合に異常値と判定されます。すなわち、正常値を 1から 9 および -11 以下に設定できています。
設計の保存
- “実行” ボタンを押して、設定を保存します。
- 設定内容に矛盾が存在する場合は、エラーが表示されます。
- 処理時間が 5 分を超えるとタイムアウトし、処理が強制終了されます。この場合は再度実行をお試しください。再度実行しても結果が表示されない場合は、お手数ですが Node-AI サポートへお問い合わせください。