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データ確認/説明変数・目的変数の設定

 

データカードの目的

データカードには以下の2つの目的があります。
  1. 分析方針を決定するために、データを確認する
  1. 説明変数と目的変数を決定する

データカードの使い方

キャンバス上に配置する

データツールから、カードをキャンバスにドラッグアンドドロップし、キャンバス上に配置できます。

カードを開く

キャンバスに置いたカードをクリックすると、テーブルタブが選択された状態でカードが開きます。
データカードには、以下の3種類のタブがあります。
タブ種別説明
テーブルデータを表形式で表示します
統計データの統計量を表示します
グラフデータをグラフ表示します

テーブルタブの名称説明

データを確認する

表形式でデータを確認する

  • 時系列データが時刻インデックスと値として確認できます。
  • データは 100 件ずつ表示され、ボタンを押すことにより、前後のページ、先頭ページ、最終ページに移動することが可能です。
  • ページ下部に表示されているページ数/全ページ数が表示されます。
  • テーブル上部にはタグ名、変数型が表示されます。
    • 文字列(String 型)が処理対象に含まれている場合は、前処理等により文字列を排除してください。

データの統計量を確認する

統計タブを開きます。
確認可能な統計量
タブ種別説明
平均平均値
標準偏差標準偏差
最小値最小値
25%この値以下に全体の 25%のデータが含まれます
50%この値以下に全体の 50%のデータが含まれます
75%この値以下に全体の 75%のデータが含まれます
最大値最大値
2シグマ外れ値数平均値 - 2×標準偏差から平均値 + 2×標準偏差の間に含まれないデータ(外れ値)の個数
2シグマ外れ値率平均値 - 2×標準偏差から平均値 + 2×標準偏差の間に含まれないデータ(外れ値)の割合
3シグマ外れ値数平均値 - 3×標準偏差から平均値 + 3×標準偏差の間に含まれないデータ(外れ値)の個数
3シグマ外れ値率平均値 - 3×標準偏差から平均値 + 3×標準偏差の間に含まれないデータ(外れ値)の割合
欠損値数欠損値の数
欠損値率欠損値の割合
  • 統計量を踏まえた対応例
    • 文字列型のカラムが存在する場合は、文字列を数値型に変更することを検討します。
    • 標準偏差がゼロの場合は、学習対象から除くことを検討します。
    • 外れ値が多い場合は、前処理で外れ値を除去することを検討します。
    • 欠損値が存在する場合は、前処理で欠損値を除去することを検討します。

グラフを確認する

グラフタブの名称説明

  • カラム選択エリアで、表示対象カラムを選択してください。
  • 選択されたカラムは俯瞰グラフエリアに表示されます。

俯瞰グラフの操作

  • 俯瞰グラフエリアにカーソルを合わせると、カーソルが「+」「⇔」に変化します。
  • 「+」カーソルのままドラッグすることで詳細グラフの表示データ範囲を新しく選択できます。
  • 選択されたデータ範囲の上部で「⇔」をドラッグすることで表示データ範囲を並行移動できます。
  • 選択されたデータ範囲の左右で「⇔」をドラッグすることで表示データ範囲を拡張できます。
  • 詳細グラフ内でマウスホイールを操作することでも表示データ範囲を操作できます。

説明変数、目的変数を設定する

AIモデルに行わせたい処理を一般に「タスク」と呼びます。 Node-AIにおいては、タスクとして「回帰」「異常検知」が設定できます。
  • 回帰: 未来の数値を予測するタスク。予測したい変数を目的変数に設定する。
  • 異常検知: データの異常値を算出するタスク
Node-AIでは、データカードで目的変数・説明変数を以下のように設定することによりタスクを確定します。
目的説明変数目的変数
回帰1 個以上1 個
異常検知2 個以上(目的変数と同じ)2 個以上(説明変数と同じ)
データカードを開くと初期状態では「回帰モード」が選択されています。 この状態では目的変数を1つ、説明変数を1つ以上選択すると実行可能になります。
「異常検知モード」を選択すると、説明変数と目的変数は同一のチェックボックスになります。
この状態では目的変数・説明変数に設定する変数を2つ以上選択すると実行可能になります。

設定を保存する

  • “実行” ボタンを押して、設定を保存してください。
  • 処理時間が 10 分を超えるとタイムアウトし、処理が強制終了されます。

設定を確認する

目的変数、説明変数の設定を保存した後、“選択済みデータのみ表示”ボタンを押すと、目的変数、説明変数のいずれかに指定されたカラムのみ確認可能です。